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FletchShot の基本
FletchShot はメニューバーに常駐します。流れは3つ——撮る、描く、渡す。⌥⌘4(設定で変更可)を押して範囲をドラッグ、描き込んで、ウィンドウ下端のタブを掴んで好きな場所へ落とす。それだけです。
初回設定
権限の設定
画面収録の権限
初回起動時に案内パネルが開きます。「システム設定を開く」から システム設定 › プライバシーとセキュリティ › 画面収録 で FletchShot を許可し、案内に従ってアプリを再起動してください。
なお、許可したあとも macOS がときどき「画面とオーディオへのアクセスを続けるか」を確認するダイアログを出すことがあります。これは画面を収録するアプリ全般に対する macOS 側の仕様で、FletchShot の不具合ではありません。「許可」を選べばそのまま使い続けられます。
マイクの権限——録画に声を入れる場合のみ
録画でマイクを初めてオンにすると、macOS が許可を求めます。あとから変えるには システム設定 › プライバシーとセキュリティ › マイク で FletchShot を許可します。
撮れない・真っ黒になるとき
ほとんどの場合、画面収録の権限が原因です。許可されているか確認し、変更したらアプリを再起動してください。
撮る
キャプチャの種類
すべてメニューバーのアイコンから選べます:
- 範囲を選択して撮る — ⌥⌘4 を押してドラッグするだけでも同じです。
- 前回と同じ範囲で撮る — 同じ場所の撮り直しに。ビフォーアフターに便利です。
- 全画面で撮る / ウィンドウを撮る — ワンクリックで。
- セルフタイマー — 数秒おいてから撮ります。メニューやホバー状態を撮りたいときに。
- 画像を開く… — 手元の画像ファイルに注釈を入れます。
- 継ぎ撮り — 縦に長いページを、あなたが自分でスクロールして1枚の縦長画像にします。詳しくは継ぎ撮りへ。
長いページを1枚に
継ぎ撮り
メニューバーの「スクロールキャプチャ」で範囲を選び、あとはあなたが自分の手でそのウィンドウをスクロールしてください。FletchShot は動きに合わせて低頻度で連写し、行のシグネチャを照らし合わせて1枚の縦長画像に継ぎ足していきます。撮り終わりは Return、やめるときは Esc。合成された1枚がそのまま注釈ウィンドウへ渡ります。
収録中は範囲の下寄りに小さな円が浮かびます。白い弧が回っていれば追従できています。円が赤くなって「ちょっと戻って」と出たら、さっき撮れていたあたり——画面の半分ほど重なる所まで戻してから、もう一度ゆっくり下りてください——重なりが取り直せた瞬間、白に戻って続きが繋がります。少し戻しただけで白に戻らないときは、遠慮なくもっと戻して構いません。⌘↑ でページの先頭まで一気に戻すのも確実な手です。未記録の先へ飛び出したまま撮り続けても、そこは撮れていません。
コツはひとつ、ゆっくり撫でるように、少し重ねて。強くフリックすると前後の重なりが消え、赤が出やすくなります。追加の権限は不要——画面収録の権限だけで動き、キー入力やマウスの合成イベントは一切送りません。ホットキーは設定の「撮影・録画」タブで割り当てられます(既定は未割当。収録中に同じキーを再度押すと確定します)。
得意なもの・苦手なもの
| 相性 | ページ | ふるまい |
|---|---|---|
| ◎ | チャットログ(Slack / Discord など)、料金表・比較表、ターミナル・エディタ、通常のテキスト記事 | 普通の速度で撫でれば最後まで繋がります。実測で 8 万ピクセルを超える1枚を確認しています。 |
| △ | 画像が多いページや遅延読み込み(lazy-load)のあるページ、うっかり強くフリックしたとき | 初到達で画像が読み込み中だと数秒だけ赤が出ることがあります——読み込みが落ち着けば自然に戻り、少し上に戻ってやり直しても回復します。 |
| × | 同じ見た目のコードブロックが延々と続くページ、X のタイムラインなど無限スクロールで内容自体が差し替わるページ | 照合の手掛かりが乏しかったり、スクロール中に本文が入れ替わったりするため、赤が頻発して撮り切れないことがあります。また、参考文献リストのように似た行が延々と続くページをホイールで一気に送ると、まれに、繋ぎ目は自然に見えるのに途中が抜けた1枚になることがあります。ページを分割して数回に分けて撮り、撮れた1枚を一度ざっと見返していただくのが確実です。 |
うまく撮れなかったときは Esc で中止し、少し速度を落として撮り直してみてください。撮った1枚は他の撮影と同じで、この Mac の中だけに留まります。
描く
注釈ツール
撮ると注釈ウィンドウが開きます。ツールは8つ。覚えることはありません:
- 矢印 — 先端へ向かって細くなる、あの矢印です。
- テキスト — クリックして入力。
- 図形 — 矩形・楕円・直線。
- 描く — ペンと蛍光ペン。
- スタンプ — ✓ ✕ ? ! ♥。
- 番号 — 押すたびに数字が増えるスタンプ。手順の説明に。
- モザイク — 見せたくない部分を隠します。
- クロップ — 画像を切り取ります(静止画のみ)。
色や太さはツールごとに記憶されます。一度選べば次回も同じです。
渡す
届けたい場所へ
- ドラッグタブ — ウィンドウ下端のタブを掴んで、Slack・メール・ブラウザ・Finder のフォルダへそのままドロップ。
- コピー — ⌘C。⇧⌘C ならコピーして閉じるまで一気に。
- 保存 — ⌘S。保存先は設定で「毎回指定する」か「指定フォルダへ即保存」を選べます。
- ショートカットで渡す — macOS のショートカット(Shortcuts)に結果を渡して自動化できます。
録画
画面録画とGIF
メニューバーの「画面を録画」でコントロールバーが出ます。ドラッグで範囲を決めて ● で開始、またはボタンで即開始。停止は撮影と同じ ⌥⌘4 です。
録画後はウィンドウ下端で MP4 / GIF を切り替えられます。マイクはバーの 🎤 ボタンでオン・オフ。画質とマイク音量は設定から。
録画したクリップはそのまま注釈ウィンドウに開きます。矢印や切り出しは動画に描く・切り出すへ。
動画
動画に描く・切り出す
一時停止するとツールバーが現れます——静止画と同じ道具でそのまま描けます(クロップだけは静止画専用)。一時停止中は注釈のドラッグ移動や、ハンドルを掴んでの変形もできます。書き出すと、すべて映像に焼き込まれます。
注釈を出す時間帯
注釈は「置いた瞬間から動画の最後まで」表示されるのが既定です。変えたいときは注釈を選択——フッタの上にピンクの範囲バーが出ます。左右の端をドラッグして出す・消すタイミングを決め、下の再生ヘッドでコマを確かめながら調整できます。
切り出し——前後も、途中も
フッタのハサミで切り出しバーが開きます:
- 前後を刈る — 両端のハンドルをドラッグ。
- 途中を抜く — バーの上をドラッグして区間を選び、「除去」チップ(または Delete)。区間は濃い赤になります。いくつでも入れられ、端をドラッグして微調整できます。
- ✓ または Enter で確定、Esc で取り消し。確定すると動画上の注釈は消えます(先に警告が出ます)。undo ボタンで映像も注釈も1段ずつ戻せます。
動画のモザイク
氏名・メールアドレス・通知の上に矩形をドラッグ——プレビューでも書き出しでも、その場でモザイクがかかります。表示時間帯もほかの注釈と同じように調整でき、モザイクの上に描いた矢印はぼけません。
動画を渡す
注釈がある動画は、ドラッグタブの1回目のクリックで焼き込みが始まります(進捗はフッタに表示)。完了したら、いつもどおりドラッグ。保存・コピー・シェアは完了を自動で待ちます。GIF の場合は焼き込みの後に変換が走り、完成した GIF が渡ります。
あと3つ
ピン留め・OCR・履歴
- ピンで浮かせる(⌘P)— 撮った画像を最前面に浮かせたまま作業できます。
- テキストを認識してコピー — 編集メニューから。画像内の文字をクリップボードへ。
- キャプチャ履歴 — 直近の原本にメニューバーから戻れます。保存先はこの Mac の中だけで、外部には送られません。設定でオフにできます。
ショートカット
キーとレシピ
| 操作 | キー |
|---|---|
| 撮影 / 録画停止 | ⌥⌘4(設定で変更可) |
| 新規ウィンドウでキャプチャ | ⇧⌥⌘4 |
| 保存 | ⌘S |
| コピー | ⌘C |
| コピーして閉じる | ⇧⌘C |
| ピンで浮かせる | ⌘P |
レシピ
- 同じ場所を撮り直す: 「前回と同じ範囲で撮る」→ 矢印を1本 → ドラッグタブで Slack へ。2回目からが本領です。
- 動きを GIF で伝える: 「画面を録画」→ ⌥⌘4 で停止 → フッタで GIF に切替 → ドラッグタブでチャットへ。
- 録画から失敗を抜く: ハサミ → 要らない区間をドラッグ → 「除去」→ Enter。撮り直しはいりません。
- 画像から文字起こし: 「ウィンドウを撮る」→「テキストを認識してコピー」→ 貼り付け。
FAQ
困ったときは
撮れない・画面が真っ黒になる
ほぼ確実に画面収録の権限です。権限の設定を確認して許可し、アプリを再起動してください。
録画に声が入っていない
スイッチは2つあります。録画バーの 🎤 がオンになっていること、そして システム設定 › プライバシーとセキュリティ › マイク で FletchShot が許可されていることを確認してください。
動画の再生中にツールバーが消える
仕様です。道具は一時停止中に現れます。スペースキーか一時停止ボタンを押してから描いてください。
GIF に切り替えたらドラッグで何も渡らない
焼き込みと変換の最中です——進捗はフッタに表示されます。完成するとドラッグタブから仕上がった GIF が渡ります。保存・コピーは完了を自動で待ちます。
GIF のファイルが大きすぎる
設定で録画の画質を下げてください。いちばん小さい設定はサイズ優先です。クリップを短くするのも効きます。
撮ったものはどこかに送信される?
いいえ。キャプチャ・録画・履歴はすべてこの Mac の中に留まります。アカウントもクラウドもなく、あなたのコンテンツを外部に送る通信はありません。
不具合を見つけた・質問がある
support@fletchshot.app へどうぞ。人間が読みます。